まだやめられないパチンコの訳
どうも。
このタイトルだけ見たら、僕がパチンコをやめられない人みたいに思うかもしれませんが、そうではないんです。
外出自粛期間に入っても営業を続けているパチンコ店のニュースを見て、気になったので少しだけ調べてみました。
東京都は5月9日、休業要請に応じずに営業を続けている都内の15のパチンコ店の名前を新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づき公表しました。
都は今後も営業し続けるパチンコ店に対して、今までよりも強い力を持つ「休業指示」を出す方針で、
閉店を確認できた店の情報はホームページから削除すると発表しています。
また、同月の9日にはこのほかに5店が営業していることが新たに判明していて、都は10日にも店名の公表を事前通告することにしているそうです。
このような動きは東京都以外でも起こっていて、
北海道は8日の夕方までに休業要請を出している道内の全てのパチンコ店が休業したとしていましたが、
またしても4店舗が営業を再開していることが確認されました。
北海道知事の権限として、道内のパチンコ店482店舗を含めた事業者への休業要請を今月15日まで継続しています。
これらのニュースを受けて僕が純粋に疑問を感じたのは、
なんでパチンコ店がこんなにやり玉に挙げられるんだろう?というものです。
他に自粛ムードの中、営業を続けているお店はいっぱいあると思うのに…
この外出自粛期間の中でも、
一方、医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要 な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必 要なものについては外出の自粛要請の対象外とする。
厚生労働省が出した新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針 にもこう書いてある通りに、
スーパーやドラッグストアなど人々の生活に必要な場所は開いているんですよね…
生活インフラと呼ばれるものですね。
でも、一方で、いわゆる自粛のグレーゾーンと思えるような店も開いてたりしますよね。
ラブホテルやキャバクラなど夜の生活で利用される場所は自粛していなところも多いようです。
このように、この期間営業を続けている店はパチンコ以外もあるのになぜパチンコがこんなにもクローズアップされるのでしょう?
理由は様々あると思うのですが、僕は偏見に依るところが大きいと思います。
パチンコ店の現状を知らないまま、テレビやネットなどのメディアが批判を繰り返し、標的にされている感じがすごくありますよね…
パチンコ店は本当にクラスター(集団感染)が起きやすい場所なんでしょうか?
3月9日に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が明示した「クラスター(集団感染)が起こりやすい3つの条件」によると
①換気の悪い密閉空間であること
②多くの人が密集していること
③近距離(お互い手を伸ばせば届く距離)での会話や発生が行われること
この三つの観点で、パチンコ店を見てみると確かに、イメージとしてはクラスターが起きそうに見えるかもしれません。
しかし、実際にはパチンコ店の換気は、1時間当たり6回~10回も店内の空気を入れ替えられているところが多いそうです。
さらに最近は、空気が一か所に溜まって澱むことを防ぐための空調システムを導入しているところも多いんです。
そして、密集するという点ですが、
「どこからを密集するというのか、どのくらいの人がどのくらいのスペースに集まったら」密集しているといえるのか、
その定義がすごく曖昧で、正直パチンコよりも密集しているところもある気がします…
そして、近距離の会話についてですが、
これってよく考えてみると、
あの機械の轟音の中、頻繁に話している人はそんなにいるんでしょうか?
うるさい音の中で黙々と打ち続けるという人が多いのではと思います。
でも確かに、パチンコ店が集団感染の危険性を持つお店であることに変わりはないので、自粛を求めたり、休業を要請することも理解できます。
それにしても、テレビの報道の仕方や大衆の批判を見ていると、
現状を知らないのにやりすぎじゃないかなと感じます。
緊急事態宣言に応じないパチンコ店って、日本語が通じないK国人ざゃね?日本から追い出すべき!#緊急事態宣言発令中 #パチンコ店
— ひろくん (@gtb82pKSGx2puaq) 2020年5月7日
パチンカスども、死ねよ。
— 五郎 (@56Johnnie) 2020年5月7日
存在価値のない社会のクズども。#営業再開#パチンコ店#パチンカス
「休業要請」中も 一部のパチンコ店が営業再開|TBS NEWS https://t.co/deJolslH0G
Twitterより
パチンコへ行く人々にも心情や心理があるんです。
批判する前に、最低限それらを理解する努力を惜しまないでほしいですね…
僕はどちらの肩を持つというわけではありません。
一つ一つの事実に疑問を抱いて、自発的に調べたり、行動することで少しでも
正しい情報というものに近づいていけたらいいなと思います。
最後に、この記事はとても参考になったので載せておきます。