高まるフードバンクの需要
突然ですが、
皆さん食事の方はどんな感じで毎日食べているでしょうか?
自粛期間になって自炊する人がとても増えているのかなと思います。
恥ずかしながら僕はまだ実家暮らしで、家族とご飯を食べることが多いです。
最近は僕も少し時間ができたこともあり、週に2回ぐらい料理をして家族の分を作ることがあるのですが、ふとそれで気づいたことがあります。
これ、今の期間、一人暮らしの人ってすごく大変なんじゃないか?
食材を買って、献立を考えて、料理して、片づけをする。
そんな一連の家事をするのは簡単に見えてとても大変です。
一人暮らしの人は、誰かに任せたり、やらないという選択肢を取ることはできません。
学生で一人暮らしをしている人など、お金や時間に余裕のない人はさらに大変だと思います。
僕がなぜ急にこのことを言い出したのかというと、このニュースを見たからです。
これはコロナウイルスの影響で、アルバイトなどの収入が減ってしまった学生に対して
横須賀市が、米や缶詰などの食料を提供し始めたというニュースです。
この取り組みは自治体がフードバンクという活動をしている団体と協力して行ったものらしいです。
そもそもこのフードバンクとはどういうものなんでしょうか?
僕も知ってはいましたが、詳しいわけではなかったので少し調べてみました。
フードバンクとは包装の破損や発注ミスなどで余ってしまった食品を企業などか寄付してもらって、必要としている施設や団体、そして個人に無償で提供する活動です。
この活動は、元は’1960~70年代のアメリカで始まったもので、
その後世界へと広がっていきました。
日本で始まったのは2002年と言われています。
当時上智大学の留学生であったチャールズ・E・マクジルトンさんが
「セカンドハーベストジャパン」を設立しました。
そして同時期に西日本でも同様の活動が始まったり、2007年ごろには広島、沖縄、愛知、北海道など日本全国に広がっていきました。
しかし、今現在このフードバンクという活動について知っている人はまだまだ少ないように感じます。
フードバンクには扱える食品というものと扱えない食品があるみたいで、
実際にこれはセカンドハーベストジャパンのホームページに記載があったものですが、
意外と生鮮食品も OKみたいでですね。
お弁当やお総菜のような賞味期限の短いものは、食べられなくなってしまうまでが早いのでダメみたいですね。
このように余った食品などを企業などから集める作業、
そして今食品を欲している人に配る作業をフードバンク担うことで
いらない食品を捨ててしまうことを避け、
フードロス削減につなげているそうです。
食品問題ジャーナリストの井出さんがセカンドハーベストジャパンの代表に取材したときの記事をみて、
フードバンクとはただ単に食料を配給するといった目的だけのものではなくて、
その地域に密着した活動をすることで地域活性化にもつながっていくんだなと思いました。
コロナウイルスによって毎日の食料や食材の調達に困る飲食店の数はとても多くなっていると思います。
今こそまさにフードバンクの需要は高まっていると思います。
こうした活動があることを知り、自分たちにできる限りの支援はしたいなと感じました。
これからも少しずつですが、いろいろな情報を発信していきます。